昔懐かしい大映テレビシリーズみたいなサブタイ。前話の次回予告から、火事の炎に菜々香の記憶が蘇るのではないかと予想しているが「Myself;Yourself」スタッフは裏をかいてくるから気が抜けない、そんな第12話。
追悼シーンのようなアバンといい、まるで形見の品のように送られてきた修輔の釣竿といい、若月姉弟駆落ち心中と錯覚させるAパート。学校でも二人がいなくなった後の駆落ちの噂や、3人だけの昼食風景、暗い劇伴で佐菜たちの喪失感を増幅している。あさみは入院中なのだろう、姿を見せないし、どのような態度で接するのかも想像がつかない。
キャラメル先生も落ち込んで公園に一人ボンヤリ。若月双子に相談してもらえなかった、相談されても対処が出来なかったジレンマに陥るところに、コンビニ帰りの佐菜。キャラメルをもらって元気付けられたお返しに、先生に栄養ドリンクを差し出す佐菜だが、ドリンクの効果はともかくその気持ちだけで元気になったに違いない。
Aパートの尺は、かなり短い。双子編のアフターだけで、話が全く進んでいない。佐菜・菜々香以外の伏線は未回収に終わるものも多そう。
佐菜、菜々香、麻緒衣ちゃんの3人で想い出の川に遊びに行く約束。
佐菜と菜々香を二人きりにしようと画策したのか、それとも難を避ける天性の勘からか、麻緒衣ちゃんは仮病で突如不参加。麻緒衣ちゃんはラスボスでも黒幕でもなさそうで、巨乳母娘エンドで終了か。
Bパートは渓流で遊ぶ二人を静かに淡々と描く。ネタは菜々香の卵焼き・クッキー弁当。男子「割礼」して見る佐菜。
全員が揃った第3話の賑やかさと対比した寂しさも醸し出し、先に起こる不幸なフラグが立ったようにも見える。
洞窟を目指す二人に雨が降り出すのはお約束。
しかしずぶ濡れになり、全裸で温めあう黄金方程式は思いっきり無視してきた。
佐菜の腕時計を気にして「彼女とかにもらった物なの?」とカマかけてくる菜々香は可愛いものだが、その秘密はスルーして先送り。
暖を取るために焚き火をした炎に菜々香のトラウマ復活かと思ったが、燃えていたのは夕焼けだった。
菜々香のすべての記憶が戻ったのか?
ずいぶん最終回前にタメ作った(作りすぎた)が、桜の木や梶井婆さんや双子、あさみのフォローも含めて、回収できるのだろうか?
次回予告、静か過ぎてシリアス。しかも過去回想シーンではないか。菜々香の家族とバイオリンの先生?菜々香が思い出さない方が良かった過去とは、母親と先生の不倫現場目撃とか、先生がバイオリンのレッスンと称して菜々香にいたずらしていたとか?
子供心に全て焼ければ清算されると、菜々香放火?伯父は真相を隠して菜々香をショックから守っていたとか。
最終話エンディングでベッドに横たわるヒロイン3人に黒フチ付きの鬱エンドなど、万が一にも勘弁願いたい。次回のtvkの放送、Nice Boat.で無いことを祈る。
今回の制作はゆめ太カンパニー、脚本:雑破業、絵コンテ:きみやしげる、演出:剛田隼人
最終話の絵コンテは下田正美、演出は松浦錠平のコンビ。
学園祭のバンドシーンは日の目を見ないで終わりそうだが、薄れゆく意識の中で佐菜が見る幻影だったとか、DVD特典で収録という伏兵を忘れてはならない。




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