先に書いておくが「涼宮といえばハルヒじゃなくて遙」
もう一つ書いておくが「遥じゃなくて遙」
PC版ゲーム発売から7年目、アニメ化されたテレビシリーズから4年過ぎて、遙ルートのアフターストーリーを「君が望む永遠~Next Season~」として再アニメ化してきた。今回はOVAシリーズでの展開だが、12月21日の発売日を前に
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(リンク先は音が出ます、音量に注意)で先行配信されたので感想を書いてみる。
原作にあたるPCゲームは、個人的には「みずいろ」と並んで2001年度のベストだと評価している。第1章の遙の事故シーンで終えた衝撃的なデモ版公開のプロモーションの見事さと、ヘタレ・鬱ゲーを広く認知させた功績が記憶に残る。
今回のOVA版の制作はブレインズ・ベース。東京ムービー新社の流れを汲んで、トムスやハルとも関係が深い。今話の制作はマル画ファクトリーのグロスだろうか?「マジカノ」や「財前丈太郎」「Canvas2」にも参加しているようだが、実態は良く知らない。
監督:高山秀樹(ガラスの艦隊各話コンテ・演出、夜明け前より瑠璃色な各話演出)、シナリオ:鴻野貴光(ラムネシリーズ構成、あゆまゆ劇場シナリオ、Venus Versus Virus各話シナリオ)、キャラクターデザイン:たむらかずひこ(ガンパレード・オーケストラ総作監)
立ち画、イベント画のゲームと違ってアニメのキャラデザの苦労はあるが、ちょっとキャラの線がユルイ。動画になって動いても気になるが、テレビシリーズの菊地洋子キャラデザ&スタジオ・ファンタジアでもそんな感じだから、妥協が必要かも。第1話のコンテ・演出は高山秀樹、作監はたむらかずひこ。
DVDの初回版ジャケットはキャラ原案でゲーム版のバカ王子ペルシャ、通常版ジャケットはOVA版のたむらかずひこだと思う。
キャストは変更無し。期間が開いた割に違和感を感じなかったのは、ヒロイン遙役の栗林みな実の演技。当時は茜役の水橋かおりは、ベストツンデレ妹だと思っていたのだが、今の演技はそうでもない。設定上の遙は3年間眠っていたわけで、茜が大人びて姉を追い越しそうなのは当然で、時間の経過とそれぞれの立場をきちんと演じているということだろう。
鳴海孝之も3年の間、遙と水月の間で揺れ動いた苦悩を漂わせ、大人びた感じになっている。
他のキャストはまだ出番が少ない。水月をどのように扱うか?
第1話のシナリオは、遙退院後の孝之との日々を描いている。劇伴はゲームと同じで、原作ファンには懐かしい感じ。
書店、ハンバーガーショップ、孝之の部屋、すかいてんぷる、遊園地とセンチメンタルジャーニーっぽく二人のデート中心に描かれているのだが、涼宮一家とのステーキにビールの夕食風景には既視感を覚えるが、ゲーム版にあったような記憶が?
電車で出かけた「ミートパイ記念日」の海辺の駅。
孝之が水月との3年間を、目覚めた遙のために急激に埋めようと無理している感じが遙に伝わったか、第1話のエンドの言葉に至る。「さよならしよう‥」
水月が見つめたドルフィンリング、孝之の部屋に残る水月のコップなど割り切れなさを漂わせて、遙のリスタートに気持ちの整理がつくのか?元祖ヘタレ主人公、伊藤誠の出現までは最悪の主人公と言われ続けた孝之の対応が見もの。
このOVAシリーズ「君が望む永遠~Next Season~」は、君のぞファンなら買いだろう。初見の視聴者は、テレビシリーズで予習していないと難しい。





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