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ef - a tale of memories. 第12話「love/dream」(最終話)

「ef - a tale of memories.」最終12話は二部構成で、千尋編のエンディングをAパートに、全ヒロインのエピローグをBパートに持ってきた。あと1話、全13話のシリーズだったらと思わぬでもないが、余韻を残したままで鮮やかに幕引きが出来たようだ。
凝ったことにオープニングのシルエットカットは、最終回用に作り直してきた。霧散して消えたヒロインたちを救う男性シルエットは、各ヒロインエンディングの相手と対になっている。縛られた鎖を解放するカットからも何らかの救済エンディングを感じられるオープニング。
オープニング曲「euphoric field」は、日本語ver.を使用。

日記を破り捨て蓮治と別れたあとの千尋が「昨日の私から明日の私へ」日記を綴る、忘れようとしているのに記憶を記録してしまう自己矛盾のアバンシーンはエンドへの短い伏線。
13時間が過ぎて駅のホーム、図書館、海岸と千尋の影を追って蓮治はセンチメンタルジャーニー。
教会で火村に「優しいこと言わないで下さい」と言う蓮治のセリフは、まるでヒロインモード。
奇跡なんて無い、忘れろとは言わないが重さを背負っていける覚悟があるのか言葉をかける火村自身、自ら背負う重さに耐えている。
母親の言葉に駆け出し、浜辺で出会う久瀬の言葉「夢をかなえるには夢そのものがないといけない、想いがないと何も起きない」

廃駅のホームの千尋は蓮治の記憶がない(ないように振舞っている)自分だけ覚えている現実の重さに駆け出して学校の屋上に見た紙飛行機、それが奇跡なのだろうか。千尋が飛ばした日記の最後のページ。
別れを綴りながらも、忘れたくない蓮治との日々と消え去る記憶のはざまで押しつぶされそうな千尋の心の叫び。その1ページの日記から街中、浜辺と日記を探し集める蓮治。
千尋は蓮治のことを忘れていたわけではなかった。忘れようとしても13時間ずっと蓮治のことを思い続けている限り、忘れることなどは難しい。千尋の想いと蓮治の想いは重なり、千尋の心と時間の鎖は解けた。

Bパートは雨宮優子の語りで始まるエピローグ。
映研部長は京介の映像を認めて編集にこだわっている。漫画執筆続ける紘の部屋は夕方の寝起き。都が台所に立っている。居場所を見つけることが出来た。
ミズキは紘の正体を知らされて京介と景に八つ当たり気味。
景は怪我も完治、再びバスケに挑戦し自分の足で未来を歩む決意。京介は撮りたいものを景の中に見つけ、パートナーとして歩む覚悟。
そして蓮治の進路志望は小説家。
エンドはそれぞれの見つけたものと希望を語り、大団円。
エンディングはスペシャル。屋上で雨宮優子(過去回想か?幼い)が紙飛行機を受け取るエンディング。
各話の脚本・絵コンテ・演出のクレジット全て出すのは珍しい。

Cパートはエンディングを受けて、教会で待つ雨宮優子に火村の「待たせたな」
これで火村と優子の想いもつながったのだろう。
二人の物語が無いことが物足りないが1クールでは難しいと想像され、機会があれば第二期につなげる予定なのかとも思う。原作ゲームの後編「ef - the latter tale.」が来春発売が決定しているから、第二期もそれを受けての時期と内容だと思われる。

制作はスタジオパストラルとトランス・アーツが分担。多分ABパートで分けたと思うが、前話の流れを受けるとAパートがパストラルか。
絵コンテは草川啓造と大沼心、演出は大沼心。

簡単に総括。
女性キャラ原案の七尾奈留の絵の良さを損なわずにデザインされており、新房昭之とシャフトの作風にあふれた演出も、この青春群像劇にはマッチした。大ヒットとまでは行かないだろうが、ゲーム原作とアニメーションの境を越えて、本来のメディアミックスの相乗効果が期待できる仕上がりになったことは、次につながる。
正直、高山カツヒコのシリーズ構成が破綻せずに押し通せるとは思わなかったし、途中で超展開でも来るのではないかと疑った時期もあったが、考えすぎだった。
ここは素直に第二期を期待しておく。

コミックマーケットC73先行発売 ef - Second Fan Mix
一般発売は2008/2/8 予約受付中(Amazon) 年齢制限あり
ef - Second Fan Mix

普段でも牛歩ブースなのに、昨年の冬コミ(C71)以来の出展でアニメ効果もあるだろうからminoriブースは阿鼻叫喚の待機列になるのではないだろうか。
待てる人は一般発売でどうぞ。

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