「true tears」のサブタイは、作中のヒロインのセリフシリーズで決めるようだ。
主人公仲上眞一郎の同級生、不思議電波少女石動乃絵からは死んだニワトリ雷轟丸の代わりに可愛がられることに?
今回から各キャラ掘下げかと思ったが、眞一郎と乃絵、湯浅比呂美の関係ともいえぬ微妙な関係と感情をそろりそろりと語りだした感じがある。
作中を漂う空気感と菊地創の劇伴が相まって、地方都市のどこにでもありそうな日常を描いて好感が持てるシリーズの序盤。
これも「涙」を作品コンセプトに、ヒロインキャラが抱えている問題を伏線に張ったからダレることがない。のどかな風景にも、どこかで崩れそうな緊張感が漂い心地よい。
しかし1クールだろうから、これ以上話しを広げることはないにしても、相関する伏線の回収とキャラの掘下げがどこまで出来るのかが見ものだろう。
乃絵のペットになった眞一郎、クラスの同級生比呂美と暮らす眞一郎、ハーレムな感じがしないのは両キャラの性格付けがきちんと出来ているから。
ちょっぴり変に見えるけれどもシンプルに感じ行動する乃絵。友達になろうと眞一郎を介して伝えてきた比呂美が好きでもないのに友達になりたい真意を知ったかのように断る。
彼女が捨てた涙、集めようとしている涙は何か。
学校では明るいけれど、引き取られた仲上家では笑顔を捨てたかのような比呂美が失ったもの、それを取り戻せるのか。、眞一郎に裸を見られたときでも、乃絵に断られたときでも自分から「ごめんなさい」と言う彼女の過去は回想で少しだけ触れていたが、そんな彼女の痛みと涙もこれから明かされてゆくのだろう。
この二人のヒロインに対して眞一郎が自分の絵描きへの夢とリンクして関わり、そして成長してゆく予感があるから、序盤では眞一郎に対してギャルゲハーレム・ヘタレ感が薄いのは安心できる。
しかし、そんな全てを途中でひっくり返したとしても、納得の行く構成であればそれは受け入れる。「こどものじかん」に続く岡田麿里のシリーズ構成に期待しよう。
あいちゃん(愛子)は積極的に絡む話は無いので、この先にエピソードでもあるのだろう。
真面目?にパンチラは忘れずに、今回は乃絵のパンチラお当番回。首に抱きついた相手は父か兄なのか。
制作はUNION・CHOのクレジットで、中国でのグロスみたいだが、質の問題はない。
前回の感想で「サーカスが退いた」と書いたが、製作協力として団長の名前がクレジットされていたから、何らかの関係は残している。
今回の脚本・コンテは西村監督。
オープニングは、その曲(リフレクティア)と共に今期のトップクラス。


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