今回からオープニングがついた「シゴフミ」
曲は「
コトダマ」で、誰が聞いても間違いようがないアリプロ(ALI PROJECT)
綾瀬明日奈が父親を殺してまで、シゴフミで受け取ってそれを知った翔太を殺してまでも守りたかったものは妹の美紅。排除すべきは、それを邪魔するもの。
父親の治療費・生活費名目でヌードモデルを強要される明日奈。廃ビルのベッドで姿態を撮影会のカメラの放列に曝す明日奈の股間を犯すようにズームするレンズのシーンは、直接的な表現よりも良く出来ている。
明日奈の殺意の芽生えは、自分の犠牲ならまだしも、大切なまだ6歳の妹をヌードモデルとされること。
生活環境のせいか、それは別として高校生にしては明日奈の純粋なまでの単純さ。
最低な生活にいると思える自分と対極な純粋さの翔太を殺して河原に埋めてしまう明日奈だが、その結果、守った(と思った)ものは妹と未来。
警察の聞き込みから逃れ、青森行きの列車に乗り込む明日奈にフミカが届ける翔太からのシゴフミ。
ナイフで襲う明日奈を杖(カナカ)で足を払うフミカだが、カナカが「イタッ!」と叫ぶのはご愛嬌。
殺されても純粋に「ありがとう」と書いてくる翔太の特徴ある「す」の字に、廃ビルの屋上に戻る明日奈を刑事が追い詰めている。
翔太の願いと自分の願いを重ねてロケット打ち上げのカウントダウン。
刑事が迫り、突風がシートをあおりロケットに覆いかぶさる。点火直前に駆け寄りナイフでシートをつなぐロープを切ろうとする明日奈を、もう一人の刑事が拳銃で狙撃。
ロケットは打ち上がり、遠くの施設の庭の妹からも見上げられる。
あまりに幼く純粋で、逃げ道を探すことの出来なかった少女の悲しいお伽噺が終わる。
明日奈の純粋な想いは、最も守りたかった妹の美紅へシゴフミとなってフミカにより届けられる。
次回予告では別の物語だろうか、美紅がシゴフミを書くことは無いように願う。
驚きの仕掛けもないが、細かな演出が深みと揺らぎを話に与えている。
今回のコンテは佐藤竜雄、演出に長井龍雪。
制作はJ.C.STAFF 柏田班。比較的暗いシーンが多いが、明日奈の表情の変化と急な動きなども頑張っている方だろう。


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